1stフルアルバム『OVERTONES』のリリースから精力的に活動を続けてきた竹渕慶が、7月の東京ワンマン、9月の広島アコースティックワンマンと続き、2年半ぶりとなる大阪ワンマンを実現させた。

Goose houseでのライブ以来、9年ぶりとなる江坂MUSEのステージには、ツアーでもおなじみのギタリスト・伊原真一とクリエイティブ・パートナー(音楽プロデューサー)・YAMOの3人編成で登場。オープニングは“24 Hours”で静かに幕を開け、徐々に重なるバックトラックとコーラスで一気に会場を包み込む。続く“Torch”では観客に手拍子を促し、ライブハウスならではの一体感が生まれていた。

「こんばんは！竹渕慶です！」といつものように満面の笑顔であいさつをし、メンバー紹介やたこ焼きにまつわるエピソードが盛り上がったところで、アルバム収録曲である“Invisible”へ。アルバムの中で唯一の失恋ソングを、胸の締め付けられるような歌声で歌い上げ、続く藤井風 “帰ろう”のカバーでは動きのある難しいメロディを繊細に表現した。

ここで、次の楽曲に備えて手拍子の練習が始まった。なんと会場を半分にわけ、2種類の手拍子にパート分け。入念な練習を重ね、どんな曲が始まるのかと会場中がワクワクしていたところでスタートしたのが、millennium parade “U”。リズムの違う手拍子が合わさることで、本物のバンド演奏に負けないグルーヴが生まれた。

そして、曲の合間を利用して竹渕のポッドキャス番組『Lofi Talk』を生収録。お悩み相談コーナーや「大阪出身のアーティストの曲を歌いたい！」ということで清水翔太 “君が好き”を披露し、お得意のイスの裏を利用したサプライズプレゼントも渡された。そんな番組の最後を締めくくったのは“In This Blanket”。竹渕が演奏するトイピアノのかわいらしい音色が、楽曲を引き立てる。

昼の部の公開収録では竹渕の『令和ソングトップ8』を発表していたということで、続いて披露してくれたのはランキングで1位を飾ったback number “水平線”。続く“クリスマスの話”は、赤と緑の照明と鈴の音のように響くタンバリンがクリスマス気分を盛り上げる。「あと1ヶ月と半分で今年も終わるんだよ？！」と、1年を振り返りながら「今を生きる曲をこれからも作っていきたいです。」と来年にむけた抱負も聴かせてくれた。

本編ラストは“LOVE”で手拍子とともにハッピーな雰囲気を楽しみ、観客のリクエストに答える形で“Tokyo”のバラードバージョンで締めくくった。

一旦ステージを後にし、再び登場したアンコールでは、コロナ禍での苦しみや、ライブを通して改めて感じたファンへの思いを伝える。「いつになるかわならないけど、絶対にみんなで歌える日が来ると信じて頑張ります！」と希望の言葉を残し、最後に“Trust You That You Trust Me”でファンと再会を約束するように、この日のステージは幕を閉じた。

2021.07.07 RELEASE
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11/19(金)20時
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竹渕慶 OVERTONES 2021 -Trust You OSAKA-
2021年11月13日(土)
OPEN 17:30 / START 18:00
at 大阪｜江坂MUSE

1 24 Hours
2 Torch
MC
3 Invisible
4 帰ろう/藤井風(COVER)
MC
5 U/millennium parade (COVER)
MC
6 In This Blanket
MC
7 水平線/back number (COVER)
8 クリスマスの話
MC
9 LOVE
10 Tokyo

Encore
11 Trust You That You Trust Me