映画『スクールアウトサイダー』上映会イベントレポート(前編)
- 日時
- 2017年8月31日(木)
- 場所
- 丸の内ピカデリー SCREEN 9
- 登壇者
- そらちぃ、エイジ、リクヲ、ツリメ、勧修寺保都、三船海斗、津田恭佑、 小松もか、室井雅也、松本花奈監督
アバンティーズが企画・出演に初挑戦した映画『スクールアウトサイダー』が、8月31日(木)、1日限定の上映会イベントを開催。完成した映画を鑑賞いただきました。アバンティーズと出演者、監督の『スクールアウトサイダー』愛溢れるトークや、本作に込めた想いなど存分に語り合いました。
<上映前舞台挨拶>
「すごい、たくさん人がいる、二階もあるんだ!二段ベットじゃん!」「想像以上!」と登壇しすぐに、驚きと感動を露わにしたアバンティーズ。「ありがとうございます!」と感謝の気持ちで挨拶した。
MCから「なぜ今回映画を作ろうと思ったのでしょうか?」と聞かれたそらちぃは「今年の夏、YouTuberの作品として一番衝撃的なモノを残したいと思いました。
主題歌を担当してくれた室井君に相談したら、監督の松本さんを紹介してくれて、一緒に作ろう!と、カタチになりました。」と語り、「いいね。」と冷静に答えたエイジに、つかさずそらちぃから「なんで他人事なんだよ!」とツッコミが入ると、会場から大きな歓声と笑いが。会場と客席の距離が一気に近づいた。
MCから「今作品で一番大変だったシーンは?」と聞かれたツリメは「やっぱり、戦うシーンですかね。」と答え、予想外の答えに「戦うシーンありましたっけ?(笑)」とMCがアバンティーズに確認すると、「確かに大変だったよね。」「とくに、肘がいたかったな。」「予告編みたよ。」など話すメンバーに、松本監督が「ないないない。」と冷静なツッコミでピリオードをうった。
仕切り直して、ツリメが「本当に大変だったシーンは…外のシーンですね。」と話すと、つかさずメンバーから「暑かったねー。」「夏だしね。」「めっちゃ大きい虫がいた。」と、次々と言葉が重なる重なる。
MCがアバンティーズに落ち着くようにと促すと、そらちぃが「映画館の舞台に立って挨拶するのは初めてで、緊張しているんですよ!」と正直に話し、メンバーは何度も頷きながら「緊張してるね。」と次々に正直に話した。彼らの素直さに触れ、会場の緊張も解け、和やかな雰囲気になった。
MCから「久しぶりの高校生活に戻ってみてどうでしたか?」と聞かれたリクヲは「僕自身、高校生活において青春した!という思い出がなくて…失われた青春を取り戻せたのかなって…、心に染みるものがありました。」と緊張しながら話し、「この作品を通して、青春を感じていただきたいと?」とMCがフォローを入れ、「そうですね、ぜひ、感じてほしいなって思います。」とまっすぐ客席をみて答えた。
フォローをいれたMCに対し「MCウザくない?(笑)」とエイジからツッコミが入り、「現場ではいつもこんな感じでいじられてたんです(笑)。」と本作に出演しているMCを務めるひろみ(第2PK)が話すと、アバンティーズと松本監督が笑いながら大きく頷き、現場の仲のよさを垣間見せた。
MCから「注目のシーンは?ネタバレしない程度で。」と聞かれたエイジは「ネタバレしないようにか。。。とくにないですね(笑)」と話すと、会場から笑いが。「全部!ってことでいいですか?」とMCがフォローをいれると、「祭りのシーン!みんなとても楽しんでて、いろいろな、YouTuberが出演しているので注目のシーンですね。」と笑顔で話すと、会場から「誰だろう?」とざわつき、映画の期待が更に大きくなっていった。
MCから「アバンティーズのファンの前に緊張している監督、一言お願いします。」と聞かれた松本監督は「今日はご来場いただきありがとうございます。アバンティーズの魅力はもちろん、主題歌を歌っている室井くんやB組のみんなの魅力がたくさん詰まっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします。」と締めくくると、「大正解!」「すばらしい!」とメンバーが絶賛。MCが「みんな13時の会はがんばろう。」とツッコミをいれると、「今回もがんばろうよ。」とツリメがツッコミ返した。
上映時間が近づき、最後はそらちぃの一言。
「今年の夏の最後、8月31日。。。あ、コメントど忘れしちゃった。」
というと会場から笑いが。
続けて、「みなさん、楽しんでください!」とそらちぃが言うと、「よろしくお願いします!」「楽しんでください!」とエイジ、ツリメ、リクヲが会場に向けて話した。
登壇者は、観客席に向けて手を振りながら一度降段した。
笑いや歓声が止まない会場が静まり、上映が始まった。
<上映後舞台挨拶>
主題歌「TRANSPARENT GIRL」にのせ、大きな拍手と歓声の中、アバンティーズと出演者の他、主題歌担当の室井と松本監督が登壇した。
MCから上映後の感想を1人づつ聞かれ、本作の企画発案者であり、真っ直ぐ素直な性格で仲間想いのそら役を演じたそらちぃは「みなさん、いかがだったでしょうか?」と突然質問。会場から拍手で応えてくれた。
「この中で泣いたよ、って方は?」と続けて聞くと、多くの手があがり、嬉しそうに統計するそらちぃ。
「今年の夏の全てをこの映画にかけてきたので、800人のみなさんに観ていただけることができて、とても僕たちは幸せです。ありがとうございます。」と話し、エイジは「めちゃめちゃ良い映画つくれちゃったなって思っています。観に来てくれた皆さんはもちろん、制作に関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。」と話す。
「映画できるまでいろいろなことがあったんですけれど、たくさんの人に観てもらえることができて、がんばって良かったなと。とても嬉しいです、ありがとうございます。」とリクヲが続き、ツリメが「みなさん、ダンスのところはどうでしたか?」と話すと、会場から笑いと共に「良かったよ!」「おもしろかった。」と声があがり、「よかったー。撮影しててこのシーンがどうなるかって、とても不安だったんですよ(笑)。このようなカタチで上映することができて、本当にうれしいです。ありがとうございます。」と公開を迎えた喜びと感謝の気持ちを語った。
続いてB組メンバーから、秀才だが不器用な努力家のシュン役を演じた勧修寺は
「こんなに大きな会場で上映することができてとても嬉しいです。アバンティーズの皆さんのおかげだと思っています。あの…完成した作品を今日初めて観て、感動してグッときて、言葉が出てこないんですが、本当にありがとうございます。」
と話し、三船は「すごいおもしろかったです。アバンティーズのみんなが面白かったと思います。映画を観てすごい感動しています。」と感極まり、言葉がつまりながら語った。
「すごくアバンティーズの熱量と監督の想いを感じながら撮影に参加でき、この作品に出演でき本当によかったなと思っています。今日は来ていただき、ありがとうございます。」と津田が続き、小松が「本当にこの映画はみんな仲が良くてスクリーンにも出ていたと思います。この作品に参加できて良かったです。ありがとうございます。」と話した。
主題歌を担当した室井は「普段からアバンティーズとは仲良くさせていただいていて、今回は1人のクリエイターとして1つの作品を作り上げることができ、また、多くの方が観に来てくれて、良かったと思ってもらえ、本当に嬉しいです。ありがとうございます。」と話し、松本監督が「撮影や制作している時、単純に楽しいな、面白いなと感じていて、このメンバーだからだと思います。」と出演者や制作スタッフに感謝の気持ちを語った。
最後にMCも努めるゲンタ役のひろみは、「この作品は山奥の学校で撮影だったんですけど、一旦みんなで集合して、みんなでロケバスに乗って学校まで移動するんです。朝の6時集合なのに、アバンティーズのみなさんは、6時5分、10分にきて、『おはようございます。』って来るんですよ。遅刻するのは良いとして、一番言いたいのは、みんな一緒に住んでいるんだから一緒に出ればいいのに、別々に来るから、到着時間がバラバラなんですよ。最後に来たメンバーは片手にコンビニ袋を持っているし(笑)。」と作品に入る前のエピソードを明かし、「僕もそう思っていた。」と言うツリメに、ひろみが「君もアバンティーズだよ!」とツッコミを入れた。
笑っている出演者の中、1人、首をかしげるリクヲにMCが話しかけると「あの、もうちょっと、申し訳なさそうに来ていたなって思うんだけど…。」と、ひろみの方を向いて言うと、「すみません、芸人の悪いところで、気持ちが乗っちゃいました。」と言うひろみに、エイジが「不愉快でしたね(笑)」とツッコミを入れると、大爆笑。
続けてひろみが「キッチリし過ぎず、程よくリラックスしている、アバンティーズの雰囲気に、みんなが巻き込まれ、そのまま作品にでたなと思います。」と本作のリーダーである、アバンティーズについて語った。
MCから「本作のテーマの1つ『初恋』にかけて、俳句を一句。」というお題が与えられ、『初恋』俳句を披露することになったアバンティーズ。勧修寺と津田にも参加し、そらちぃチーム(そらちぃとエイジ、勧修寺)と津田チーム(ツリメとリクヲ、津田)の2つに分かれ対決した。
先攻のそらちぃチーム、トップバッターの勧修寺は「あの子には」、エイジは「本気でやばいぞ」と続き、「愛、チュセヨ。(笑)」と最後を飾ったそらちぃ。MCであり出演者のヒロミから「俳句にはオチって概念いので笑いはいいんですよ。即興でつくる3人がすばらしいんです!」とフォローを入れ、ツリメチームより季語がないとツッコミが入ると、エイジが「『本気』が8月の季語だよね。最近入った(笑)。」と話すと、MCから「耳障りいいよね。」とフォロー。
後攻の津田チーム、トップバッターの津田は「ラムネ色」、リクヲは「揺れるサイダー」とキレイな流れとなり、会場から観客のどよめきが湧き起こり、期待感が会場を包みはじめ、最後を飾るツリメはプレッシャーがかかる中、まさかの失言を。会場から笑いが起きるが、つかさずMCより「アウトー!」とツッコミが入り、メンバーから「意味わかんないでしょ(苦笑)。」「ダメだよ。」「最後は恋心でしょ(笑)。」と言われ、「だってラムネ色って聞いて、一番最初に思い浮かんだ言葉で。。」と反省するツリメに、「俳句は、一番最初に思い浮かぶことを言うゲームじゃないからね。」とMCが説明。「打合せの時に、そらちぃから舞台挨拶で一番気をつけるのツリメですといわれた。」とMCが明かした。「最初に、すべるも何もないって話しありましたよね。」とリクヲがフォロー。「季語だもんね。8月末の(笑)。」とエイジが重ねてフォローを入れ、会場から笑いが。
勝敗は、会場の観客の皆さんの拍手の大きさで決定。勝者は…なんと津田チーム!?「やったー」と無邪気に喜ぶツリメ。そんな彼を微笑みながら見つめる、そらちいとエイジ、リクヲ。危なっかしくて、ほっとけない存在のようだ。
MCから「最後に、アバンティーズのメンバーの皆さんから一言。」と聞かれ、さっきまで無邪気に笑っていた表情が真剣になった。
ツリメは「僕たち中学生の時に動画づくりをはじめて、その時は遊び半分で始めたんですけれど、まさか映画つくちゃって、まさか映画館で上映までしちゃって。あの頃、全く想像してなかったことが起こっているので、すごい嬉しいです。感無量です。今日来てくださった皆さん、本当にありがとうございます。」と話し、リクヲは「この作品をつくるにあたって、本当にいろいろなことがあって、スタッフさんにも出演者の皆さんにも迷惑をかけてしまいました。スタッフさんにも出演者の皆さんのおかげで、この作品が出来上がり、また、こんな大きな映画館で、大きなスクリーンで上映できる素晴らしい経験ができました。みなさん、今日来てくれてありがとうございました。」と話した。
エイジは「すごく楽しかったです。観に来てくれた皆さん、ありがとうございました。またこういこと(映画)をしたいなって思っているんで、その時はまた観に来てください。」と話し、最後にそらちぃは「今年の3月から始まった企画なんですけれど、今日、8月31日まで、同年代のキャストやスタッフと一緒に駆け抜けてきました。とても幸せな時間であり経験です。アバンティーズ一同、同じ想いです。スクールアウトサイダーのプロジェクトが終わりに近づいてしまうのが寂しくて、いろいろな感情が出てきてしまって、昨日は眠れませんでした。とても楽しみにしていた1日でしたし、800人もの皆さんに作品を観ていただけて嬉しいです。ありがとうございます。映画館で僕たちの映画が流れるのは今日1日だけなので…本当に来てくださって、ありがとうございました!」と話した。
アバンティーズは、来場者や出演者、スタッフと、周囲への感謝の言葉で締めくくった。
最後のフォトセッションでは、アバンティーズの「スクールアウト!」という掛け声と共に、来場者と一緒に「サイダー!」と叫び、「スクールアウトサイダーポーズ」で撮影。
出演者は「ありがとう!」と手を振りながら感謝の気持ちを伝え、大歓声に見送られ、会場を後に。拍手が鳴りやまない中、『スクールアウトサイダー』上映会イベントは幕を閉じた。
後編はこちら!
映画『スクールアウトサイダー』 【物語のあらすじ】
そら、エイジ、ツリメ、リクヲは田舎で暮らす高校生。落ちこぼれが集まるA組の4人は、成績優秀な隣のB組と対立していた。 そんなある日、4人のクラスに謎の美少女・百合が転校してくる。最初は浮足立つ4人だが、百合の抱える秘密を知り、ある決意をする。